海水 スナメリやイルカ、サンゴなどが生息するほど、自然豊かな天草の海。
その透明度は、日本でも屈指のものといわれています。
さまざまな海藻も自生し、天然ミネラル成分もたっぷり。
その海水を、もっとも海流が激しい沖合い700メートル付近から
汲み上げるところから、塩づくりははじまります。
釜焚き 海水中に含まれる塩の量は、わずか3%。
その貴重な塩を取り出すために
約4日間かけて、じっくりとていねいに結晶化させていきます。
当社で使用している平釜は、西日本最大級のもの。
その釜に海水を平釜にたっぷりと入れ、
材木でゆっくりと時間をかけて焚いていくという、とても根気のいる作業です。
30トンの海水が700リットル以下になったら
結晶化した自然塩を天日干し場へ運びます。
天日干し 約4日間かけて結晶化させた海水は
太陽の力を借りて、さらに水分を蒸発させます。
白く美しい結晶となった塩は、ザルに上げてじっくりと天日干し。
ザルに上げられた塩は
一滴一滴、じっくりとにがり成分を落としながら、渋みやえぐみを取り除きます。
最後に、職人が行う手もみ作業で、さらに旨みとコクがプラス。
長い時間と手間ひまをかけて、まろやかな味わいの自然塩が誕生します。